踏みやすい!だとか
近年の流行りは踵寄り!
とか色々あるが
実際どうなのか?
これは言わずと知れた(?
アダム・ハンセンの手作り
シューズである
クリート位置は限界まで踵よりで
Qファクターを限界まで
広げるセッティング
そもそものクリートのネジ穴が
やたら踵よりだ。
足の指も長そう。
しかしつま先とか踵とか
大事なのはそういうことではない。
拇指球は意外とデカイ?
旧ブログで散々クリート位置は拇指球のすぐ後ろのギリ土踏まず辺を狙うといい(または土踏まず前のギリ拇指球、言い方の問題だが)
と書き続けたが、途中で本当にそうか?と思うことが何度かあった。
やっぱり拇指球に合わせるのがスタンダードだという意見が多いのと
他のスポーツでの荷重移動の際の動きを見るとやはり拇指球に荷重をかける
ことがとても多い。
そいつらが全員間違っているんだというのはあまりにも早計だ
とは言えどうしても踵よりのクリート位置がしっくりきてしまう。
具体的に言うと限界までつま先寄りにすると指の関節が疲れる
脹脛が力む。
拇指球に合わせるとそれが緩和される
が、拇指球自体が痛むことがある。
限界まで踵よりにするとそれらの痛みや力みとは無縁になる
足が疲れなくなる(脚じゃなくて足ね)
つま先寄りの時、何処に荷重が掛かっているかといえば
拇指球に掛かっている
じゃあ踵よりの時は?拇指球に掛かっている・・・え?
足の指の関節が疲れたり痛くなるからと言って、拇指球で踏んでいないわけじゃない
僕は自分のシューズである、GIRO EMPIRE ACCをひっくり返して
クリートを緩めた
そしてクリート動かして自分の足の裏を宛がった・・・
一般的なシューズで、シマノやLOOK製のペダルの場合
クリートを動かしたところで精々1cmかそれ以下くらいしか動かせなかった
結果どうなるかというと、1cm以下の動きでは
拇指球の範囲上を行ったり来たりするだけなのである。
拇指球に合わせる→拇指球の「どこ」に合わせる?
拇指球に合わせる!と言われてはいそうですかと沢山の人が受け入れているが冷静になってみると拇指球はかなりでかい
骨がある所だよ、というがその骨自体がでかいのだから、
周りの肉はもっと盛り上がる・・・これに合わせろと言われて分かったと
納得するのは人が良すぎやしないか?w
種子骨(しゅしこつ)てなに・・・?
拇指球にでっかいハナクソついてるやん(小並感
拇指球とは種子骨によって盛り上がった肉周辺を
指す言葉であって、当然そんなものに
「クリートを合わせる」
なんて概念は成立しない。
この種子骨こそが、拇指球の真の姿
ではここにクリートを合わせるべきなのか!?
最初に書いたが、拇指球に合わせると
拇指球自体が痛むことがある。
これはランニングなどでもそうだが拇指球を意識し過ぎると種子骨を痛める。
そして、何処にクリートを合わせようが、土踏まずの
ど真ん中にでもクリートを付けたとしても
結局は拇指球辺をメインに利用してペダリングせざるを得ない。
なにせ、クッソ硬いソールのおかげでたわまないので、それが今のシューズは
それが出来てしまうのだ
クリート位置が足の半分から後ろ(かかと側
にでも行かない限りはどうあがいても拇指球辺を使ってしまう
使わなきゃスピードを保って前に進めないから。
前荷重になるということは必然的に拇指球に荷重が向かってしまうのだ
土踏まずのど真ん中にクリートをつけるメリットがあるとすれば
それは圧力の分散である。
瞬間的な爆発力を考えるなら、ピンポイントで種子骨にクリート位置を
合わせたほうがいいのかもしれないが
長距離(50km以上)を度々走るとなれば少しずらして圧力を分散したほうが
いいように思える。
距離の短いトラックレースなどではOKかもしれんが
距離の長いロードレースでは脚を貯めていられるスプリンター系のエース以外は
種子骨に合わせることはリスクがあるかもしれない
クライマーやオールラウンダーは
ハイペースで山岳を登ることがあるので、ぴったりであわせると
登りの方が脚に圧力をうけるのでずらすのが懸命か?
アンドレ・グライペルの貴重な
クリート位置(クリートポジション
おそらくはジャストの位置に
合わせている・・・と思われる。
このシューズはそんなに
クリート位置に
調整幅はないはずだから。
写真 Tim Bardsley-Smith & Cor Vos@CYCLINGTIPS
圧力を分散させたいなら拇指球後ろにしているはず。
と言うか市販されてるシューズで調整幅が異常に広いのって
シマノくらいじゃなかろうか?
アダム・ハンセンはとにかく足への圧力を分散させたい
素人目に見ても、すごい後ろにクリートがないか!?
とわかるのがアダム・ハンセンの
シューズの特徴だ
まあ重さが2桁グラムで
全部手作りと突っ込みどころが満載
David Everett & Kristof Ramon@CYCLINGTIPS
(いい意味で、簡単にできる事じゃない)
なぜこのクリート位置なのか
タンパーニさんには次会う時にぜひ聞いて欲しいのだが。
まあ、これも上記に書いてきたことと同じように圧力を分散させて
脚の耐久力をあげたいのだろう
なにせ彼はルーラーだから、スプリンターではないので
パワータイプのクリートポジションは必要ない
逃げもするしトレインを引いたりもする、肝心な時に脚が痛んだり
すぐに脚がいっぱいではお話にならない。
しかも毎年グランツール全てに出場しているのだから
怪我に繋がりそうなダメージは出来るだけ蓄積したくないはず。
先ほどの画像だが、形状を見る限り
ハンセンさんの足型ピッタリに
作られているようだ。
それを踏まえてみると脚が大きく
指も長いのだろうと推測できる。
ずいぶんクリートが後ろにある気が
するがやはり足が大きいから。
シューズの大きさは足に合わせるが
クリートの大きさは変わらないので
異様に後ろのように感じる。
大柄な選手のシューズによくあることだ。
実際には拇指球の後ろの土踏まず辺だろう
とはいえ通常より5mmくらい深い位置ではなかろうか?
これに匹敵するくらい深い位置に出来るシューズはさっきも書いたが
シマノくらいしか無いと思われる。
足の形=シューズの形でペダリングが変わる?
ハンセンさんのシューズのソールはまっ平らだ、なぜなら拇指球後ろのクリート位置で踏みたいならばソールが平らなシューズがいい、
平であればあるほどいい。
ペダリング中、3時の時に間であまり踵があまり上がらないペダリングになり
水平に近いか(フルームは少し下がるがw)ほんの僅かにあがるくらい
種子骨ジャストで踏みたいならばソールの先は反っていたほうがいい
拇指球前の位置で踏みたいならかなり反っていたほうがいいはずだ
ペダリングでは3時の時に踵が上がるペダリングになる
そうすればクリート位置が前に寄っていても綺麗に力が伝わり
力みも多少減るだろう。
どちらのペダリングも12時~2時辺は踵が上がっているが
ソールの先が大きく反っていればいるほど、その分踵は上がる
とはいえそんな笑ちゃうくらい上がるわけじゃない、比べた時に
こちらのほうが上がっているという話。
シューズの前半分が大きく反っていれば、踵を上げた時に
拇指球から前辺のソールが重力に対してフラットな状態になり、
しっかり踏めるのである!
ソールがフラット気味なシューズだと、拇指球前側で踏むために
踵を上げてもソールの前部分が地面に対して斜めになってしまい
上手く力が伝わらないのだ。
散々拇指球後ろだ!と言ってきたが
シマノ
大きく反っているシューズのクリート位置は拇指球前!
なのです・・・スイマセン・・・種子骨ピッタリで合わせる場合は基準点なので変わりは無いと思うのですが、
圧力をずらす位置が後ろから前に変わります。
なぜって、ソールの前が反ってるのにクリートを後ろにつけたら
常に足の指が上がった状態でペダリングすることになる
それでは結局拇指球に圧力が集中していることになり
ソールがフラットなシューズと同じように圧力を分散させることが出来ない
足の指が重力に対して持ち上がった状態でのペダリングは
明らかに不自然で、足首が力んで疲れる
クリートが位置が分からないというしっくり来ないのは
シューズのソールの形を考慮して、クリート位置を決めて
その位置に合わせた踵の角度でペダリングすることで解決出来るかもしれない。
あ、ちなみに・・・
TTスペシャリストのテイラー・フィニーと一緒に開発したので当然ですね!
そりゃあ、拇指球前側のクリート位置はしっくりこないわけだw
TTとかいいつつ載せてる写真は
去年のパリ・ルーベなのだがw
彼はカンチェラーラみたいに
なりたいそうですよ
タイプが似ているから・・・
とのこと。
現在左脛の骨折からようやく回復してきて
リハビリに励んでいる。
しかしその骨折の仕方が酷い
全米選手権でオートバイと接触して骨折とかありえねえから!!
あ、いけない脱線だw
どうしてもスポンサードの関係で変えられないチームもあるので
あくまで傾向となるが。
ある程度選手の好みで好きなメーカーのシューズやアイウェアを
使えるプロツアーチームが多いのは足や顔の形は
当たり前だが千差万別だからである。
プロコンとかコンチネンタルチームだと、また事情は別になってくるのだろうが・・・
次は各メーカーのシューズを見比べてみたりしようかな
あと重力と足首の角度の話、こっちのがいいかな?
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