2014年最初で最後の
冒険である
パリ~ニース
太陽へのレース
季節的に寒さに厳しい
フランス内陸から温かい
沿岸部へと向かう8日間の
ステージレース
故に太陽へのレース
なのだが
今年は初日が温かいという
いきなり太陽に到達してしまった。
毎年、パリ~ニースよりもティレーノ~アドリアティコの方にビッグネームが集まってしまう事が多かったのだが
今年は上手いことバラけた
ニバリ、ルイ・コスタ、ヴァンガーデレン、ベタンクール、マイカ、フランク兄弟
シャヴァネル、スラフテル、ゲランス、デゲンコルブ、クリストフ、ブアニ、ボーネン
とオールラウンダーからスプリンターまでビッグネームが揃っている
ルイ・コスタはアルカンシェルの呪いに打ち勝てるのかどうかも見ものであった
ブアニは昨年の顔面落車のリベンジは果たせるか。
ステージ1 マント=ラ=ジョリー~マント=ラ=ジョリー~
stage1 Mantes=la=Jolie~Mantes=la=Jolie/162.5km初日からTJが出走しなかったり
落車祭りだったりと
むちゃくちゃなレースに。
そんな中昨年顔面落車で
リタイアしたブアニが
またも落車し、膝がグチャグチャに。
血だらけになりながらも
スーパースプリントで勝利
治療を受けるまもなく表式に出席し
お茶の間に新鮮な膝グチャ映像を
お届け!しかも初日で総合一位
なので中々帰れない・・・
更にポイント賞と新人賞も
ブアニなのでその感にも
ダラダラと流血、しかし笑顔
これぞロードレーサー?
- ナセル・ブアニ(フランス:FDJ.fr) 3h53'11"
- ジョン・デゲンコルブ(ドイツ:チーム・ジャイアント・シマノ)
- ジャンニ・メールスマン(ベルギー:オメガファーマ・クイックステップ)
- ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)
- タイラー・ファラー(アメリカ:ガーミン・シャープ)
- ブライアン・コカール(フランス:チーム・ユーロップカー)
- ルーカ・ワッケルマン(イタリア:ランプレ・メリダ)
- ファビオ・フェリーネ(イタリア:トレック・ファクトリーレーシング)
- ファビオ・サバティーニ(イタリア:キャノンデール・プロサイクリング)
- フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア:アスタナ・プロチーム)
パリ〜ニース2014第1ステージ
落車多発の危険な開幕ステージ 負傷したブアニが渾身のスプリント勝利
ステージ2 ランブイエ~サン=ジョルジュ=シュル=ボルシュ
stage2 Rambouillet~Saint=Georges-sur-Baulche/205kmポイント賞が欲しくて
コツコツスプリントポイントで
貯金してきたメールスマンが落車
ここで意地になってしまい
あらゆる車のスリップストリームを
利用して必死に追いかける。
何度と無く警告されるも
それを無視して必死に追走を続け
なんとか集団のしっぽに辿り着くも
スプリントする力はもう残っておらず
さらにお前ふざけんなやりすぎ
とコミッセールから
1分10秒のペナルティを受ける
という泣きっ面に蜂。
上りスプリントを制したのは
ホフランド、かなり前方から
仕掛けていたがそのまま一着
既に登りスプリント職人となりつつある。
勝ってもおかしくないはずなのだが
どうもこの時点ではエンジンに
火が付ききっていない
というよりは少し坂がキツすぎた?
メールスマンが居たら良い勝負
だったろうに
集団の後ろでボーネンに
「ゆけっ!」と投げられてる姿が
胸熱、だがペナルティ、救われない。
- モレノ・ホフランド(オランダ:ベルキン・プロサイクリングチーム)
- ジョン・デゲンコルブ(ドイツ:チーム・ジャイアント・シマノ)
- ナセル・ブアニ(フランス:FDJ.fr)
- アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー:チーム・カチューシャ)
- トル・フースホフト(ノルウェー:BMC・レーシングチーム)
- ブライアン・コカール(フランス:チーム・ユーロップカー)
- アルミンド・フォンセカ(フランス:ブルターニュ・セシェ)
- トニー・ギャロパン(フランス:ロット・ベリソル)
- イェンス・ケウケレール(ベルギー:オリカ・グリーンエッジ)
- ホセホアキン・ロハス(スペイン:モビスター・チーム)
パリ〜ニース2014第2ステージ
ベルキンの新鋭ホフランドが勝利 メールスマンは1分10秒のペナルティ
ステージ3 トゥシー~シルキュイ・ド・ヌヴェール・マニ=クール
stage3 Toucy~Circuit de Nevers Magny=Cours/180kmシーンが多いような気がする
デゲンコルブ
ブエルタでの区間6勝という
荒稼ぎの時のイメージが
強いからだろうか。
というよりもサーキットゴールの
時はジャイアント・シマノが異様に
強いのだと思う
キッテルも勝ってたし・・・
ってキッテルには誰も勝てんか
総合ジャージはジョンの手に。
久々にマット・ゴスが2位
惜しい、あと少しで勝てたのに
ほんとパッとしなくなっちゃった
ミラノ~サンレモ勝った時は
もっと羽ばたくと思ったのだけど。
MTNキュベカで再起を図ってほしい
あそこ来年パッとしないスプリンター
揃い踏みだよ
何がどうなるんだろうか
どうもならなかったら悲しすぎる。
- ジョン・デゲンコルブ(ドイツ:チーム・ジャイアント・シマノ)
- マシュー・ゴス(オーストラリア:オリカ・グリーンエッジ)
- ホセホアキン・ロハス(スペイン:モビスター・チーム)
- ボルト・ボジッチ(スロベニア:アスタナ・プロチーム)
- トム・ボーネン(ベルギー:オメガファーマ・クイックステップ)
- アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー:チーム・カチューシャ)
- ナセル・ブアニ(フランス:FDJ.fr)
- トル・フースホフト(ノルウェー:BMC・レーシングチーム)
- ヘルト・ステーグマン(ベルギー:オメガファーマ・クイックステップ)
- モレノ・ホフランド(オランダ:ベルキン・プロサイクリングチーム)
パリ〜ニース2014第3ステージ
マニクールサーキットを最速で駆け抜けたデゲンコルブ 総合リードも奪う
ステージ4 ヌヴェール~ベルヴィル
stage4 Nevers~Belleville/201.5kmようやく山登場、とはいえ
パンチャー向けステージ
2級山岳でベタンクールが様子見
アタックをするも誰もついてこず
一旦戻る・・・
ベタンクールが戻った途端にスラフテルが
カウンターアタックで一気に集団と距離をとる
これにゲラント・トーマスが反応し追走。
Gトーマスを追うように集団が
パラパラと下りで割れて追いかけてくる
このままGトーマスを行かせてしまうと
総合が持って行かれてしまうからだ
しかも独走力があるときた。
ステージ優勝したいスラフテルと
総合へ向けてのタイム差が欲しい
Gトーマスの間で利害が一致し
集団は二人を捕まえそこねる。
ゴールまで残り3キロの時点で
タイム差は20秒ほど
全然タイム差が縮まらない
追走集団の意思がバラバラなことに
業を煮やしニバリがアタックすると
バンバンアタックしまくり
余計に追いつかなくる墓穴。
結果タイム差はガンガン広がり
二人の戦いに
Gトーマスのヘタクソな
お芝居スプリントを突き放して
スラフテルの勝利。
2級産学を登り切った時点で
勝負あったということだね。
- トムイェルテ・スラグテル(オランダ:ガーミン・シャープ) 5h00'09"
- ゲラント・トーマス(イギリス:チーム・スカイ)
- ウィルコ・ケルデルマン(オランダ:ベルキン・プロサイクリングチーム)+05"
- マイケル・マシューズ(オーストラリア:オリカ・グリーンエッジ)
- ゼネク・スティバル(チェコ:オメガファーマ・クイックステップ)
- アルテュール・ヴィショ(フランス:FDJ.fr)
- ペーター・ベリトス(スロバキア:BMC・レーシングチーム)
- ホセホアキン・ロハス(スペイン:モビスター・チーム)
- シリル・ゴティエ(フランス:チーム・ユーロップカー)
- サミュエル・ドゥムラン(フランス:AG2R・ラ・モンディアル)
スラフテルのレース後のコメント
”「トーマスはスピードのある選手なので、
最後までスプリント開始のタイミングを待った。
さもなくば負けていたと思う。
自分の仕事を完遂することが出来たよ」”
二人共嘘がヘタクソなのであったw
2012年のブエルタでジルベールがステージ優勝した時とか
一緒にアタックして逃げたホアキンは明らかにジルベールに譲って
ゴールしたのに直後普通に握手してたけどねw
まあ、普通にスプリントしてもホアキンに勝ち目なんかないのだが
ホアキンがスプリント止めるの早すぎてゴールのかなり手前から
ジルベールがガッツポーズするもんだから、ちょっとおもしろい。
一応途中まで互いに空気を考えてるのにゴールの目の前で
めんどくさくなってしまうという・・・
ここからジルベールは復活してこの年の世界選手権で勝つんだけどね。
後半へ続く!
Good readding
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