木曜日, 11月 27, 2014

またしてもCANYONの判断力の凄さを思い知る

風洞実験とは何だったのか
CANYON JAPAN設立を
記念して披露パーティが
行われてたわけだけど

ガッツリインタビューも
組まれていたみたいで
その中に興味深い一文があった。

続き物の記事なのでまだ途中なのだが
その中に見てはいけないような、そんなことが書いてあった。

風洞実験とは一体何だったのか?という疑問と
やはりSKYとPINARELLOは常に正しいというヤラレタ感がある。

リアブレーキはBB下よりもシートステーにあるほうが空力的によかった


キャニオンの開発者、選手にインタビュー。エアロードCF SLXとは vol.2

”リヤブレーキをチェーンステー側に装備しなかった理由は、
プロチームのメカニックからの要望による
メンテナンス性の向上もありますが、空気抵抗の面でも

アドバンテージがあります。例えばチェーンステー下にリヤブレーキを
装備したトレックのマドンシリーズは、一見すると空気抵抗が
小さいように思えますが、実際に風洞施設で計測すると

4.7W分のロスがあるのです。ちなみにノーマルタイプ(シートステーに装備)
のキャリパーは2.7W分です。バイクを前から見ると、
エアロードCF SLXのリヤブレーキは存在を確認することができません。

しかしながらマドンはブレーキアーチが見えます。”

名指しでトレックをコケにするとか鬼か、鬼なのか!?いいぞもっとやれ!!
じゃあなんで貴社のSPEED MAX CFのブレーキはBB下についとるんですか!!!

とツッコミたくもあるのだが、来年のツール前にサラリと新型を突っ込んでくる
可能性もあるしね・・・そろそろアレもSLXになってもいいじゃろ。

おそらくそのことに真っ先に気がついていたのはGIANTで
だからPropelをシートステー側でリアブレーキ込みのエアロ化を施したのだ、
ブレーキがフィンのかわりになるのである。

TREKもSPECIALIZEDもトライアスロンありきでそこからロードのTTに
落としこむような設計をしているのか、ロードに落とし込んだ時
本来の力を全然発揮できていない。

TREKなんかスピードフィンなどというリアブレーキをまるごとカバーするような
巨大なフィンがトライアスロンでは使用可能だが、そんな反則装備
当然ロードのTTでは使えない。

SPECIALIZEDはダウンチューブやヘッド周りを超巨大化させることで
空力特性を上げているが、そんな反則形状はロードのTTでは使えない

PINARELLO BOLIDEという名の悪魔


2013年、チーム・スカイはピナレロと共に恐るべきTTマシンを投入してきた
BOLIDEである。

全世界から「なんだよそのブレーキカバー!!反則だろ!!!1」
と突っ込まれたこのバイクはちゃんとルールを全てクリアして作られていて
今年のウィギンスの世界選手権ITTの優勝の立役者でもある。

ははあ、クックソンがUCIの会長になったからSKYを贔屓してやがんな!!
という見方をしがちだが、カバーが異様なオーラを放っているだけで
案外ぶっ飛んだシルエットではない。

曲線が多いのはもともとPINARELLOの特徴だし・・・
ダウンチューブやシートチューブとのクリアランスが常軌を逸しているが
ほんとそれくらいなのだ。

(後輪はちょうどいいクリアランスに調節するために
 メカニックがクレジットカード挟んで調節していた、折れたらどうすんだろw)

普通にフレームを作っては当然カバーを付けた時点で寸法的に
ルール上アウトになってしまうが

シートステーやヘッドチューブを思い切り削りフォークも曲げて
通常よりも奥まった位置にフォーククラウンを持ってくることによって
ブレーキカバーを付けた状態が通常のヘッドチューブの位置になるように
調整されているので、あれはカバーだが位置的にはヘッドチューブなのだ

リアも同じように、どう見てもカバーだが、もともとのシートステーを
極限まで削りこんでいるので、どう見てもカバーだが、
位置的にはシートステーなのだ。

リアに至ってはあのフィン形状のカバーを付けたいが為にわざわざ
シートステーの位置にブレーキを付けているわけだから

ピナレロもこの位置にブレーキがあるほうがエアロ的に効くということ
を知っていたということになる。

TREKもエモンダで真っ先にシートステーにダイレクトマウントブレーキと
ブレーキ位置を戻してきた辺、そのことに気がついていたのかもしれない

本当はヒルクライム系フレームのエモンダではなく
エアロになったマドンでそれをやらなきゃいけないような気もするが。

PINARELLOは今年新型のエアロロード、F8を投入したけど
これは前後共にノーマルのブレーキだった
イタリアンブランドの最後のプライドでシマノのダイレクトマウントブレーキを
使いたくなかったのか(カンパが使えないイタリアのメーカーってどうよ?w
採用は見送っていた。

エアロロードなのにブレーキだけ中途半端だなあと感じていたが
BB下にブレーキを取り付けるという選択肢がBOLIDEの時点で
無いわけだから、ブレーキの信頼性も兼ねてノーマルということになるのね。

ちなみにCOLNAGOのV1-rは前後共にダイレクトマウントブレーキ(自社製)
リアブレーキがBB下
これがCOLNAGOとPINARELLOの差だなw

やれ低重心だなんだ、と言っても結局はあんな位置にブレーキがあると
厄介なことばかりだし、なによりメンテナンス性がわるすぎる
ワイヤー中通しの時点でめんどくさいのにもっとめんどくさいw

そんでもって空力まで通常の位置より悪いとなればもはやそんな所に
付けておく理由は全く無い気がする
振動吸収性は、なんというかまあシート角で何とかしろ!!

ちなみにBLOIDEはBBドロップが62mmしかない


何が低重心だよ馬鹿馬鹿しいと言わんばかりである
これに比べるとTREKのBBドロップの深い深いこと・・・!
スピードコンセプトは80mmもある、ドマーネと一緒かよ!

全フレームのシート角73.5°手抜きジオメトリーに突っ込む!


いやあ、聞いちゃうんですね、安井さんが昔BMCのインプレの時にやたら
手抜きジオメトリーと連呼しまくっていたが

最近そうでもないんじゃないか・・・なんてLOOKから改宗鞍替えして
結局SLR01買っちゃったなんて話があったけど・・・
吉本さんも聞いちゃうのね、サイスポ勢はこえーな!いいぞもっとやれ!!

キャニオンの開発者、選手にインタビュー。エアロードCF SLXとは vol.2

”A:フレームの設計にあたり、我々はプロツアーチームの
ライダーのサドル後退量を計測しました。プリートのような
小柄なライダーから、大きなライダーまで全てです。

そこから導かれた多くのライダーをカバーするに最も
効率的な数値が73.5度でした。それは手抜きでなく効率性を
重視した結果なのです。シートポストも後退幅の異なる2種類

(0~15mm/15~30mm)用意することで、後退幅の
異なるライダーにも十分に対応できる設計です。”

うむうむ、その通りさ!シートポストの後退量で対応出来るのだよ!
でも公式サイトにはどっちのシートポストが付いてくるか書いて無いんですけど!!
普通に考えたらSサイズくらいまでが0~15mmのシートポストになると思うけどねえ。

と思ってどこに書いてあるかんだよとCANYON公式を調べたところ
エアロードCF SLXのシートポストの項目をクリックすると見れた

In-house developed Canyon seatpost
Trident 2.0 form for best aerodynamic performance and
integration with frame
Adjustable setback (15 mm/-1 mm) thanks to Flip Head
mechanismLength: 330 mm
Compliant with Canyon Category 1 testing

なるほど、基本的に0~15mmセットバックのシートポストが付属するようだ
まあよほど背のデカイ、身長190cmくらいの人以外は
事足りるんじゃないか・・・?これだけシート角倒れてるし。

それとも別パーツが付くのかな?こっちのがそれっぽいか

(なんかいきなり負の使い方な感じが・・・w)

ますますCANYONが気に入ってしまった


今回のインタビュー、かなり面白い!!
ホアキンとカストロビエホが坂道でエアロ具合を検証した話とかww

久々にたまらんインタビュー記事です、Volいくつまでやるのか分からんのが
全部必読ですよ!

ちなみにホアキンは東京を観光して、競輪を見た後は鎌倉で大仏見たり
七五三?の女の子達と写真撮ったりしてた
http://instagram.com/puritocycling

プリートはよく動画撮ってくれるので楽しそうなホアァアアぁあっーーーッが
一杯見れますよ・・・

しかしこの家族は本当に幸せそう、UCIルールが変わって
子供をポディウムに上げるのは危ないからダメってことになってしまったのだが
去年のツールで表彰台に上がってきたあの子達の可愛さは相当だった。

なんかもうかわいい、フルーム込みでかわいい!!いやもう全員かわいい
すげえいいシーンすぎて軽く泣きかけたわ
ホアキンがツールの表彰台に立ったということも良かった・・・



「ツールの表式は肌にあわない、
 もっとアットホームな感じなジロとかブエルタのが好きだな」

と平然と言っていて笑ったw ホアキン・・・
まああの第100回の表彰式は全世界の人間が盛りすぎだろ・・・
と感じていたはずだけどねw

今年のニバリのふつーーーな表彰式になんかほっとしたわ。

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