試したことがなかった
アレだけプロの選手が
みんな同じようなセッティング
なのに。このヌケサクがぁあぁ
Tour bike: Alberto Contador’s Specialized S-Works Tarmac@Cycling WEEKLY
画像は去年のツールでのコンタドールのバイク
プロのサドルは3度前下り?
どの選手を見てもほとんど前下り、恐らくUCIルールの±3度に合わせてる
登りの時に腰が落ち着くからかな?とか眠たいことを思っていたが
最近になってようやく、腰を落ち着けない為に前下りにしているんだと分かった。
恐ろしく単純な話、前下りだと脚が回りまくるのであるw
前上がりだと座り心地はいいのだが腰がサドルにどっかり座ってしまうし
シッティングで重力を利用しづらくなる。
クランク軌道の上半分(9時~3時)の間で正の推進力を得ているならば
腰は落ち着いてはならない、3時を過ぎたらもうマイナスの要素も加わってる。
極端な話、身体が前に滑り落ちていくエネルギーすらペダリングに利用すべきだ。
前に滑り落ちる身体を支えるには前方に差し込む様にペダリングするしかない
11時から3時に向かって差し込む、そこで終わり。
それを繰り返すしか無い、身体を支える=勝手に回る。
ある程度踵よりのクリート位置の方が差し込みやすいと思われる。
実際のところ、サドルよりも先にクリート位置を弄ったのだが
その時点でペダリングが勝手に差し込むペダリングに変わっていた。
差し込みやすいクリート位置がある
クリート位置はなるべく普段普通に歩いたり立ったりする時に
理想であるニュートラルな足首の角度(自分の踵をくっつけた時の足の角度)
に近づけた。
これはQファクターの広いペダル軸でないと難しいところがあったので
ヅラ+4mmのペダルを使っていて助かった。
まあスピードプレイならもっと融通が効いたような気がしますけど・・・
そしてクリート位置をかなり踵よりにした、一番後ろまで下げようか
迷ったが、一応拇指球ど真ん中にあわせた。
このクリート位置になると、自動的に差し込むペダリングに
変わってしまった(自分は。
このペダリングのほうが圧倒的に脚の消耗が少ない
かつて通った道ではあったが、その時はサドルは前下りではなかった
初めて勝手に回るという感覚を認識した
サドルが前下りだと、少し疲れても脚が止まらなくなって
スピードが維持しやすくなる・・・ということは軽く拷問な気もするのだけどw
速く走るというのはそういうことだ。
もっとも人間、「手を(脚を)休めたいな」と思っているうちはまだまだいける
本当にダメな時は「おかしい、身体が思うように動かん!」
となるので、大丈夫w
自分が思っている以上に進むというとわかりやすいだろうか
ああー皆が言ってるのはこれか、とすぐに分かるくらいだった
これでちゃんとフィッティングしてもらったら、恐らくもっと回るのだろう
偶然完璧なポジションが出ているとかでない限り、絶対無いと思うけど。
唯一のデメリット
最も、本当に拷問なのは尿道の痺れだ
穴あきサドルなんか誰も使わねーよwwwの時代から穴あきサドルじゃないのかよ!
コンタドールがやたらダンシングを連発するのは股が痺れているのでは?と
思わざるをえないくらい、サドル前下りは尿道がしびれる。
とはいえペダルやハンドルに荷重がかかっているので股間が滅亡するほどの
痺れではないのだが地味に気になるのだ。
恐らくだが、こうした痺れをなくすのに一番向いているのは
カーブした窪みを持つ穴あきサドルだ
セライタリアのSLR TEAM FLOWみたいないきなり穴がストンと空いてるのは
ダメではないがイマイチ。
こんなん。
まあこのサドル自体3年くらい前に買ったもんなんだけどね
余っていたから使ってみたら、マシにはなったけどサイコーっていう感じではない。
マサヤン先生がボントレガーのいい感じのサドルを奈良までいって
買ってきたみたいなので、きっとすぐにでもインプレが上がってくると思いますが
(謎の催促w)
結局スタンダードに戻る
散々あれこれ試しまくって、行き着く先は割りとスタンダードなペダリング
ポジションは最近の流行りですけど・・・w
9時~3時のペダリングは引き脚というか、押込み脚というか
まんま足巧で解説されてるペダリングなんですけど
なんかもう、この時点で色々。なんていうか時間の無駄をしたというか・・・w
いやいや、でも本当にすごい勉強になったんだよ
自転車が前に進む基礎的なことはすごくわかりやすかった
何よりやまめに興味を持たなかったらここまで考えは広がらなかっただろう。
お陰でプロの選手たちのセッティングとかを見る視点も色々変わったわけだし
遠回りは知識になる、鵜呑みにしなければw
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