火曜日, 4月 07, 2015

ルーラーの最も美しい勝ち方、北のクラシック前哨戦2015

アタックして、他を置いていき勝つ
これだけなのに、どうして
こんなにも美しいのか?
カッコイイのか。
Photo Essay: 2015 E3 Harelbeke@Velonews

Gallery: 2015 Gent-Wevelgem@Velonews

これぞルーラーの生き様!


北のクラシック、フランドルやルーベの前哨戦
E3ハレルベークではゲラント・トーマスが、ヘント~ウェヴェルヘムでは
ルーカ・パオリーニが勝った。

二人共ワールドツアーのワンデーレースで初めての勝利
Gトーマスはともかくパオリーニに至っては、現役生活16年の中でやっとの勝利
もう38歳で大会最年長優勝記録更新。

二人共普段はアシスト職人な場面が多いが、Gトーマスは最近では登りも冴え渡り
パオリーニは長年の経験を活かしてカチューシャのエーススプリンターである
アレクサンダー・クリストフを何度と無く勝利に導いてきた。

Gトーマスは最初からエースとしてレースを走っていたが
パオリーニはクリストフの調子が悪いということで、急遽エースをチェンジして
走り、そのまま勝ってしまった。(しまった、という言い方は少し失礼だけれど


パオリーニは上手く後続をお見合いさせた感じで勝ったが
Gトーマスは力でねじ伏せている感じがカッコ良かった。


明らかに様子のおかしいサガン(ハンガーノックだったらしい?
が先頭に出てきた時に交代して下がる途中の
シュティバルの逆サイドからアタックするのが上手い!※7:30秒辺から

シュティバルはサガンのことなんか放っておいてさっさとGトーマスを追いかけるべき
だったのに、瀕死のサガンの後ろに張り付いてしまい
追いつくタイミングを失ってしまった。

ロンドン五輪団体追い抜き金メダリストの脚は伊達ではなく
カンチェラーラじゃないけども、5秒以上離れたら命取りになる
シュティバルは二度と追いつくことはなかった。

超サバイバルレースを制したのは世界最強のタフガイの相棒


一方ヘント~ウェヴェルヘムは凄まじ強風(風速25m!)と雨という
近年まれに見る最悪のコンディションで落車リタイアが続出
なんと完走者たったの39名、ひどいw

E3を勝ったGトーマスも先頭集団にいながら強風に煽られ、少数の先頭集団で
直線のコースにも関わらず路肩に突っ込み転倒というわけのわからない事が起きた

思わず同集団内に居たダニエル・オスが「どうかしてるぜ・・・」と首を降っていた
Gトーマスは豪快なローリング落車をかましたものの、
柔らかい芝生の上だったおかげかすぐに走りだして先頭集団に追いついた。

あまりの横風にそこまでスピードが出せなかったのか
あまりにも不憫だったので待っていてくれたのか

目の前の出来事に戦意が一瞬喪失していたのか、
逃げる上でGトーマスのルーラーとしての力が
必要だったからなのか、それとも全部なのは定かではない

定かではないが、還ってきたGトーマスに皆声をかけていたので
まあ心配は心配だったんだろう、まさか「死にぞこないめ、戻ってきたか」
とは言うまいw


パオリーニのアタックにGトーマスは最初反応するも
もう一度踏み直したパオリーニに誰もついていかなかった
そのままスルスルと加速し続け10秒差が開く頃にはもう手遅れ

この局面で積極的に協力しておいかけられるわけもなく
唯一二人いるエティックスからファンデンベルフが必死に先頭集団を引いて
追いかけるも満身創痍でまったく追いつかない

「ラスト6km、僕は50%のパワーでアタックし、他の選手のリアクションを見た。
誰も反応しなかったので、100%で行ったんだ。僕に運があったから、勝てた。
おそらく僕のキャリアで最高の勝利だ」
全文を読む@サイクルスタイル

まあ、毎度のことながらEQSは二人いるのにどうして片方追わないんだ
ファンマルクとGトーマスを気にしていたとしても
そこはテルプストラが反応するところでファンデンベルフはなんで追わないのよ?

ファンデンベルフは付いてこなくていいところで付いてきたり
追わなきゃ行けないところで追わなかったりとよく分からんな・・・
パオリーニの事を老兵ごときと舐めて見ていたのが良くなかったのか。

Gallery: 2015 Gent-Wevelgem@Velonews

うほほ~いとクソ寒いのに自分からシャンパンを被っちゃうパオリーニw
横からテルプストラもぶっかけちゃってます
向こう側では、なかなか栓が抜けずにもたつくゲラントさん・・・

38歳、初めてのワールドツアーのワンデーレースでの勝利
自身のキャリアの中で最大の勝利と自らを祝福、いやあカッコイイ
好きな選手が勝つのは見ていて本当に気分がいいな

基本的には嫌いな選手なんていないんだけど、ルカ仙人(クリリン談)は
何かと素人目に見ても分かる好アシストを連発する選手

ベテランのイタリア人なのに2年前までジロ・デ・イタリアに
出場したことがなかったり、出場したと思ったらいきなりステージに勝って
マリア・ローザを着てしまったり・・・

と彼のシンデレラ・ストーリーは2013年から始まったように思える
色んなレースでトップ10以内に入っているのだが、ワールドツアーレースで
勝つようになったのは、なんとここ最近なんですねえ。

イタリアではポッツァートかパオリーニかというくらい
ガゼッタスポーツが呼べば何時でも現れるくらいの顔w

ジロが大雪でステージが無しになった時、降りしきる雪の中
ポッツァートと二人で何故か野外でインタビューに答えていた・・・
部屋の中でやりゃあいいのにw

また、彼はスマホおじさんとしても有名だ


あろうことか、去年のツール・ド・フランスのレース中に隠し持っていた
スマホを弄り、コミッセールからめちゃくちゃ怒られ罰金という・・・w
本人いわく

「スタート前にスマホで写真とっていて
 ポケットに入れたのを忘れて持ってきてしまっただけ」

とのこと、なんだそれは言い訳になってねーぞw

次の日、パオリーニはいつもの様にレース前にスタート地点の写真を撮り、
前日の様にポケットにスマホを入れてそのままレースをスタートした。

流石に「ツールなう」とか写真付きでプロトンの中からツイートしたりはしていないが
無線通信は簡単に傍受されてしまうので
バレたくない指令をメールで飛ばしていたのかもしれない

となると先ほどの言い訳というか弁解はそういうフェアじゃないことを
してたわけではないよというアピールなんだろうが・・・

なんかもう、ジョセフ・ジョースターみたいなおっさんだな!
抜け目ない(ヒゲ生えてるし

パリ~ルーベは誰が勝つのか?


ブログを書く暇がなかったのでフランドルが先に終わってしまったが
そちらはクリストフが圧倒的な力を見せてレースを制圧
その辺の言いたいことはルーベとまとめて書くとして・・・

パリ~ルーベは誰が勝つだろうか?
カチューシャもできることなら最終局面でクリストフとスマホおじさん二人で

先頭集団に居て欲しい、去年みたいにテルプストラがアタックして
誰も追わないみたいなことになった時のためにも

クリストフはウィギンスがアタックしようがファンマルクがアタックしようが
平然と自分で追っかけそうで怖いけどねw

そういう時苦しいのがデゲンコルブなんだよなあー
サガンはもう細かいこと考えないで本能で走ったほうが良さそう
ターミネーターは悩んだりしないものだ。


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