おじぎは回らん、おじぎはパワーが出ない
おじぎ乗りは骨盤周り以外は合っているが
骨盤立たないとパワー出ないだろ
人間の体がそう出来ている。
出来ているのだが…笑
自転車の教科書に書いてあることは、ほぼ正しい
かといって、他の本やプロの選手が言っていることに
関しても別に間違ってはいない。
は?
つまりだ、両方合っているのである。
どちらの乗り方も、回らないと感じる時があるし
回ると感じる時もある。
個人的には元気な時はスタンダードなロードバイクの乗り方の方が回るが
疲れてくるとおじぎ乗りの方が回る。
疲れている時に骨盤を立てて頑張ろうとすると
どんどんサドルに荷重がかかり三角木馬状態になってしまいがちだが
おじぎの場合は脚に荷重が向きやすいので
三角木馬状態からは解放されるが脚が終わってしまうと
全く回らないという…w
いや疲れてるってことは脚終わってるんちゃうんかい!
しかし意外にも脚は元気だったりする。
疲れているのは体幹だ。
骨盤を立てるとパワーは出せるのだが
体幹を中心にえらい疲れてしまう。
脚をシャキシャキ回す為に骨盤を立てて体幹の
パワーを使い脚をフリーに上下させてクランクをぶん回しているのに。
体幹が疲れ切ってしまうと途端に回らん回らん
走らん走らんw
そうなるとサドルに荷重が掛かって股が痛くなるし
おじぎ乗りをせざるを得ない状態になるのだが
そうすると、先ほどが嘘の様に走れてしまった。
まさに、楽に速く走れてしまう。
あれ、やはり尊師先生は正しかった…?
いやいや、やはりどちらが正しいとか間違ってる
とかいう話ではないんだな。
両方うまく使っていかないといけないんだこれは。
おじぎ乗りは楽に速く走れるかも知れないが
楽に超速くは走れない。
超速く走るには、辛いけどパワーを出せる姿勢で
頑張るしかない。
今、サイクルロードレースファンとしての熱はだいぶ冷めていて
自転車に対しての熱も、2018年くらいまでの熱盛ィな感じではない。
一応ニュースサイトとかでチェックはするけれど
レースの動画は見たり見なかったり…見ない方が多い
と言ったような状態。
ブログもパソコンでは無くスマホでポチポチ打っている有様で
本当に、色々冷めている。
(パソコンは実家に置いてきたので、とか環境の問題はあるが)
余裕がある時にまた色々まとめたいが
この、骨盤立てるの寝かせるの問題に関して今ざっくりと、言えることは…
プロの選手は立ててるとか寝かせてるとか、
冷静になって見返すと立ててる時もあるし
寝かせている時もある。
立て気味の時もあれば寝かせ気味の時もある…
結局そういうことなのだ、極限まで肉体を追い込む
持久走で全く同じフォームを使い続けるのは強くない。
姿勢というか、体の動かし方というか…
言い方は色々あると思うのだがマラソンだろうがトライアスロンだろうが、
サイクルロードレースだろうが…
レースの状況によって体の動かし方を変えるのは当たり前だ。
極端な例だと、ゴールスプリントと集団内でながしてる走り方は違うだろうし
逃げてる最中だとしても、ここは少し抑えめでいくとか
上げていくとか、切り替えは当たり前にある。
どこかで切り替えて負荷のかかる箇所をずらしたりして
筋肉のオーバーヒートを防がなければならない。
何でもないところでパワーの出る姿勢を取り続けたり
勝負どころで楽に速く走ろうとかやっているなんてことは
ないのであるw
それがチグハグな状況は、その選手が弱っていたり
きつい状況なわけだ。
もう一度、フラットな目で選手たちの写真を見てほしい
TTなども同じ選手で骨盤が立ってたり寝てたりが結構ある。
自分の時代のヒーローの話でいうと、少し古いかも知れないが
カンチェラーラは基本TTの時もロードの時も骨盤はかなり前傾しているが立ち気味の時もある。
トニーマルティンは逆に基本立ち気味なのだが
少し寝ている時もあったりする。
ウィギンスは基本立っているがかなり前傾している時もある。
基本どちら側みたいなところは確かにあるのだが
やはり両方使っているのだ。
なぜ基本のタイプが違うのかは生まれつきの骨盤の前傾具合の影響もあるし
それによる脚の筋肉のつき方のバランスもあるはずだ。
人間は基本的に骨盤は前傾している、立ち気味の人の方が生物として進化していると言っていい。
進化の過程でもっと骨盤が立っていた方が腰痛のリスクも減るし
股関節の動きもフリーになりそうなものなのだが。
ともかく、別にどっちが優れているとか
ではなく各々の主張がそのままメリットであり
その反対がそのままデメリットである。
上手に使い分けられたら、より楽に速く走れるでしょうな。
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