木曜日, 11月 13, 2014

KUOTA KURARO 最終インプレ

なぜ、カーボンフレーム
ほしい病になった
初心者はKUOTAの
ミドルグレードに
惹かれてしまうのか?
海外通販で激安のエアロロード、
この甘美なる響きは
初心者の心を鷲掴みにする

僕は思う、国内でRIDLEYのFENIXに
しておいたほうがいいぞと
困ったときに店に便り辛いぞと。
ところがどっこい弱虫ペダル人気によって
FENIXはそう簡単に手に入るモノではなくなってしまった!

僕は諦めない、お店でMERIDAのREACTO EVO買っとけ
と説得したい、あれが日本で買える世界一カッコイイエアロロードだから。

しかし皆こう言うのだ
「いやいや、あのスパっと切れそうな包丁みたいなシートピラーがカッコイイんよ」
うんうん、僕もそう思ってた。

でも知識が付いてくるに連れて、包丁みたいでカッコイイのはCerveloだったな
とか、今の時代はカムテールで包丁じゃあねえなとか
結局はホリゾンタルっぽいシルエットのフレームが一番かっこ良くて美しいんだな

とかとかとか・・・色々気がつくわけです。
少なくとも僕は気がついた、あーーー瞬く間に自分の趣味が変わってしまった
この浮気者!というだけの話でもあるのだが。

ベラチさん、あんたは罪なお人だぜ・・・


なぜこんなにもKUOTAに人が群がるのかと言えば
全部ベラチ・スポーツが悪い!!
このすんばらし~い海外通販サイトがとてもお安くフレームを売ってくれるから

こんなことになっているのだ、KUOTAとRIDLEYのやすさは
どうかしているレベルである

元々ミドルグレードがかなり性能と値段的にお得なメーカーなので
更に抜きん出て安い気がしてしまうのだ。

事実僕だってベラチでKUOTA KURARO買ってますもの
あの時は16万でフレームが買えてお得だった。

そんなベラチ・スポーツは今年になっていよいよ
日本語サポートを開設し、ツイッターで喋りだした。

こいつ・・・、日本の代理店を潰すつもりだな!!(いいぞ、もっとやれ!!
最近のアドセンスの広告とかを見ていて思うが
平然と海外通販サイトが表示されたりする、恐ろしい、潰しにきている。

KUOTA KURAROというフレームはどういうフレームなのか


このしょぼい写真は僕が
KURAROを買った直後の写真

アホみたいなステムがついてます
アホですね。

このピンぼけの写真を見て
分かる通り異常なボリュームを
持っている箇所が3箇所ある

ヘッドチューブ、フォーク、BBが
かなり固い、ヘッド周りなんか激烈に固い。

フロントフォークなんかもうムッキムキなのだ

今まではかなりフニャフニャなフォークのロードにのっていたので
下りの安定感とかもがいた時の安定感にビビったもの。

BBは固いけど超高級な硬さとかではないので
踏んだらとこまでも加速しちゃいそう、とかそういうものではない。

ただ25km/hから即座に40km/h前後まで加速するみたいなことは出来る
しかし40km/hから先がしんどいフレーム

本物の高級フレームはここからホイホイ加速できるという
そして気が付かぬ間に脚を使わされ脚が終わる。

KURAROは脚を使わないと走ってくれない、だけどそれに見合うだけの
硬さはあるといった感じ。

登坂も踏めばガンガン登るが脚を緩めると途端に仕事しなくなる
鍛えあげられた大腿二頭筋が必要だ

ハムストリングスで踏めばいいんですよとかそういうのいいから
いま書いただろ、脚を緩めると途端に仕事をしなくなる
ハムストリングスで踏むっていうのは脚を緩めるということだから。

振動吸収性はハナクソレベル、衝撃が体を貫く
普通に体が浮き上がるくらい衝撃でぶっ飛んだりする。

KUOTAのジオメトリー


ここが一番のネックであるところ、ハッキリ言ってKUOTAの
ジオメトリーは全然日本人向けじゃない

シート角が立ちすぎだし、ヘッドチューブも長めである。
そのくせリーチは異様に短かったりする
KUOTAのXSサイズは突っ込みどころ満載だ。

日本人向けじゃなくてホビット向けじゃないだけだろw という
心ない声が聞こえてくる・・・うるさいだまれ!!1

ザ・日本人向けのアンカーとKUOTAのジオメトリーを比べてみれば
その合わない加減がご理解いただけると思う
大雑把に例を書くと

アンカーレーシングモデルXS(520サイズ)の
リーチ379mm
ヘッドチューブ長110mm

KUOTAのレーシングモデルXSサイズの
リーチ359mm
ヘッドチューブ長120mm

とにかくやたら寸詰まりジオメトリーなのだ、KUOTAは!
その詰まりっぷりで剛性感を上げているとしたらなんだか切ない限りだ。

これらの問題がルックスにも作用してくるのだが

XSサイズのスローピングフレームは超絶カッコ悪いぞ


カッコ悪いから大きめのサイズに乗ろうかな!とかもはや
本末転倒もいいところだと思うし
無理やり作られたサイズだということを認めざるをえない。

包丁シートポストは扱いづらい


元々はCerveloお得意のシートポストといった感じだが
この手の包丁シートポストはフレームの精度がしっかりしていないと
適正トルクでうまく固定できないのだ。

そんな精度がKUOTAに出せているかといえば全然出せてない
ギシギシと音なりするシートポストに悩まされることだろう。

特にフィニッシュラインのファイバーグリップなんか使った日にゃあ
半端ないギシギシ音に苛まれることになる

値段が高くてもMOTOREXのカーボングリスをおすすめする。




たっぷり入っているので長く愛用してほしい
蓋の裏に刷毛がついていて便利。

というか表面にエンボス加工がされてない限り
モトレックス一択と思ってイイ、エンボス加工(表面ザラザラ)だと
カーボングリスが効果を発揮できないから。

そもそもエンボス加工してあったら何にもつける必要無いはずなのだ
ファイバグリップはフレームやシートポストの表面を痛めるのでおすすめじゃない。
更に、

基本的に表記してあるトルクを信用してはならない


まあどのカーボンフレームというかネジを締めるということに関しては
大抵そうだと思うが、意外と手ルクレンチの腕を磨くことは大事だ
「このトルクで合わせたから大丈夫(ニッコリ」

ミシミシッ あっっつ!!!!!!!!111

みたいなことになる事がかなりある
ここに書いてある数字は何何ですか!?!?!?!?
と突っ込んだことが何度もある

今では手でいい塩梅だと勝手に思ったところで締めている
フレームやパーツに書いてある数字をあまりアテにしないほうがいい。

自転車っていい加減な乗り物だ、こんなもんが公道
走ってていいのかよと思うことがちょくちょくある
いい加減に組まれているのにママチャリよりブレーキは効くのだ

なんだかよく分からなくなってくる。

KUOTA KURAROは買いなのか?


全然買いではない、こんなに僕が不満タラタラなのに買いなものかw
しかあーーし


KUOTA KOUGARは買いである!!


KURAROの後継モデルとしてKOUGARが2015年モデルとして
既に発表されている、ハッキリいってKURAROの時よりかなり
素敵になっている。

フォーク裏エアロVブレーキ、BB裏ダイレクトマウントブレーキ
シートクランプがフレーム内臓の臼式になったので、
KURAROよりもエアロロードっぽさはかなり出ている

包丁シートポストを止めて、翼断面型のシートポストに変更
大分扱いやすくなっていると思う。

そして何より、今調べてて驚いたのだがジオメトリーが今までと全然違う
KUOTAじゃないみたいなジオメトリー!

あまりにも驚いたので後で別個に記事を書くが
やはりシート角が倒れたフレームは今のトレンドなのかもしれない

あのKUOTAのシート角がこんなに倒れるとは・・・
倒れすぎてなんかもう見たことねえ数値ですけどなんだこれw
とりあえず書いておきますが、XSサイズのシート角が65°なんですけどwww
こんな小さいサイズで70°下回ってるの初めてみたわ。

かなり面白い、一気に欲しくなってしまった、相変わらず
ヘッドチューブは長めだけど・・・べ、ベラチさんっチラッチラっ!

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