月曜日, 10月 27, 2014

ロードシューズのソール形状仕分け&プロ選手のシューズ

先日書いたシューズのソール形状
比較とワールドツアーチーム選手
使用のシューズメーカー比較。

ハッキリ言う、すげー大変だったw
どうか誰かの役に立ちますように
このシューズはGIROの
2015年 Newモデル
GIRO EMPIER SLX だ

さらなる軽量化で175gという
常軌を逸した
領域に踏み込みつつある。

現在のGIROのロードシューズは
基本的にフラット寄りのソール形状だ

ソール形状がフラット系のロードシューズ

BONTGAERNEGIROLAKEMAVICNWシマノSIDIVITTORIA
(ん?MAVICのURL、rodoって・・・?)

ソール形状が反り系(ワープ系)のロードシューズ

(ワープ系って勝手に名づけたけど日本人的に?って感じになるね)
BONTRAGERDMTDIADORAfi'zi:kLOUIS GARNEAUSCOTT
SPECIALIZEDパールイズミ

※全て2014~2015モデルに限る、なんか忘れてそうなのもあるので思い出したら追加します

トニー・マルティンはなぜSIDIなのか?

オメガ・ファーマ・クイックステップ
サプライヤーがスペシャライズド
なので

ほとんどの選手がスペシャの
シューズを使う。

スペシャのシューズは評価が
非常に高く他のチームの選手が

サプライヤーを無視してまでも使いたがるシューズだ
ところがトニー・マルティンはそこで
あえてSIDIなのである。

毎年シーズンオフになるとSIDIの本社に出向いて新型のための足型をとっていたり
するくらいである。それくらいのレベルで強固な個人契約だ。

思うに、各メーカーにシンボル的な選手達が個人契約をしており
一般販売されるシューズ達はその選手たちの意向が如実の反映された状態に
なるはずだ。

コンタドールはバイクメーカーでもあるので少し特殊な気もするが
そもそもは、そのシューズメーカーの形状でなければダメだから、わざわざ
個人契約したり、自腹で買って使ったりするわけだ。

ワールドツアーチーム選手シューズ比較

チーム別にフラットタイプを使っているエース級選手をまとめてみた
名前の前に付いてる頭文字は脚質

A:オールラウンダー C:クライマー P:パンチャー S:スプリンター
R:ルーラー T:TTスペシャリスト

AG2R

平(サプライヤー:fi'zi:k、NW)
Aペロー(MAVIC)、Cベタンクール(SIDI)、Cバルデ(GIRO)
Cポッツォヴィーヴォ(GAERNE)、P&Cリブロン(MAVIC)
P&Sデュムラン(小)(fi'zi:k)

アスタナ・プロチーム

エース級含めほぼ全員スペシャ

ベルキン・プロサイクリングチーム

平(サプライヤー:シマノ)
Aモレマ(シマノ)、Cケルデルマン(SIDI)、Cテンダム(GIRO)
Sホフラント(SIDI)、Sテオ・ボス(BONT)、Rファンマルケ(シマノ)
Rボーム(SIDI)、Rチャリンギ(シマノ)

BMC・レーシングチーム


A Sサンチェス(SIDI)、
Tフィニー(GIRO紐)

反(サプライヤー:シマノ、パールイズミ)
Aヴァンガーデレン(パールイズミ) P&Cジルベール(DMT)
P&Rファンアーフェルマート(スペシャ)
Tデニス(fi'zi:k、ガーミン時DMT)

キャノンデール・プロサイクリングチーム

平:(サプライヤー:SIDI)
Aモゼール、Cバッソ、Cデマルキ、P&S:サガン、Sヴィヴィアーニ
Sガット(全員SIDI)

チーム・ユーロップカー


Cローラン(SIDI)、Cシリル・ゴティエ(NW)、Sコカール(NW)

反(サプライヤー:LOUIS GARNEAU
Pヴォクレール(ルイガノ)、P新城幸也(スペシャ)
S&Pレザ(スペシャ)

FDJ.fr

平(サプライヤー謎、多分SIDIかフィジーク)
Cエリッソンド(SIDI)、Sブアニ(SIDI)、Sデマール(SIDI)


P&Cビショ(GAERNE)、Pロワ(fi'zi:k)、Sヴェッカネン(fi'zi:k)

チーム・ジャイアント・シマノ

平(サプライヤー:シマノ)
Cバルギル、Cゲシュケ、Sキッテル、Sデゲンコルブ、Sメズゲツ
S&Rデコルト、S&Rフィーレルス、Tドゥムラン(大)(全員シマノ)

ガーミンシャープ

平(サプライヤー:シマノ)
Aヘシェダル(シマノ)、A&Sナヴァルダスカス(SIDI)
P&Cダン・マーティン(MAVIC)、Pスラフテル(SIDI)、Pハース(シマノ)
Sヴォンホフ(BONT)、Sファラー(SIDI)
Rラングフェルド(SIDI)、Rジャック・バウワー(シマノ)


Aタランスキー(スペシャ)

チーム・カチューシャ

平(サプライヤー:SIDI)
C&Pホアキン(SIDI)、C&Pダニエル・モレノ(SIDI)
P&Cジャンパオロ・カルーゾ(SIDI)、Rベルコフ(SIDI)、Sクリストフ(GAERNE)


Aスピラック(スペシャ) Cトロフィモフ(スペシャ) 

ランプレ・メリダ

平(サプライヤー:SIDI)
Aルイ・コスタ(BONT)、
Cホーナー(SIDI、レディオシャック時代GAERNE)
Cアナコナ(SIDI)、Cセルパ(SIDI)C&Pクネゴ(SIDI)、P&Rウリッシ(SIDI)
Pキアラポッツァート(SIDI)、Sモドロ(SIDI)、Sフェラーリ(SIDI)

ロット・ベリソル

平(サプライヤー:GAERNE)
Aヴァンデンブロック(GAERNE)、Aギャロパン(GAERNE)
P&Cイエール・ヴァネンデル(GAERNE)、Rルーランツ(GAERNE)
R&Cアダム・ハンセン(HANSEENO※オリジナルブランド)
Sグライペル(GAERNE)

モビスター・チーム

Tダウセット(BONT)、Tカストロビエホ(LAKE)

反(サプライヤー:DIADORA)
Aバルベルデ(DIADORA)、Cキンタナ(DIADORA)
Cヘスス・エラダ(DIADORA)、ガドレ(DIADORA)
C&Rインチャウスティ(DIADORA)、P&Cヴィスコンティ(DIADORA)

オリカ・グリーンエッジ

平(サプライヤー:シマノ)
Aサイモン・イェーツ(GIRO)、C&Rアダム・イェーツ(SIDI)              
Cチャベス(SIDI)、C&Rウェーニング(NW)、Cクラーク(GAERNE)
Pゲランス(シマノ)、P&Sマシューズ(シマノ)、S&Pアルバジーニ(シマノ)
S&Pインピー(シマノ)、Sゴス(全盛期HTC時代スペシャ、現在シマノ)
Sハワード(シマノ)、Rタフト(NW)、Tキャメロン・メイヤー(シマノ)
Tヘップバーン(シマノ)

オメガ・ファーマ・クイックステップ

Aウラン(SIDI)A川崎クヴィアトコウスキー(SIDI)    
S&Pトレンティン(SIDI)、S&Pメールスマン(SIDI)、Sレンショー(シマノ)
R&Cデヘント(GAERNE)、Tマルティン(SIDI)

反(サプライヤー:SPECIALIZED)
Pスティバール、Sカヴェンディッシュ、Sペタッキ、S&Rボーネン
R&Pバケランツ、Rテルプストラ、全員スペシャ

チーム・SKY

平(サプライヤー:シマノ)
Aフルーム(SIDI)、Aポート(SIDI)、Aキリエンカ(シマノ)
Aケノー(BONT)、Cカタルド(GAERNE)、Cニエベ(SIDI)
S&Pボアッソンハーゲン(シマノ)、S&Rアイゼル(シマノ)
S&Rサットン(BONT)、R&Pトーマス(ボントレガー)
Rスタナード(シマノ)、Tウィギンス(GIRO紐)


Sスウィフト(スペシャ)

ティンコフ・サクソ

反(サプライヤー:SPECIALIZED)
エース級含めほぼ全員SPECIALIZED

トレック・ファクトリーレーシング

半(サプライヤー:BONTRAGER)
エース級含めほぼ全員ボントレガー

独走力のある選手はフラット系を使いたがる?

つ・・・ツカレタ、ハヒィ・・・・・・さ、さて傾向として見えてくるのはやはり
ルーラー、TTスペシャリスト、TTに強いオールラウンダーが
チョイスしている率が高い。

単純にサプライヤーだから特に文句を言わずに使っている
パターンもあると思うが、供給してもらってるシューズが反り系のシューズ

(モビスターなど)は明らかにTTスペシャリスト二人が拒否してるように思える。


脚の長い選手はフラット系を使いたがる?

それを言い出すと欧米の人間なんてほとんどそうじゃなきゃおかしい事に
なるわけだが、モビスターなんかはサプライヤーがディアドラだし
OPQSやアスタナ、ティンコフ・サクソはほぼスペシャである。

どんなシューズでもある程度は反っている(HANSEENO以外w

反り具合は各メーカーまちまちで、GAERNEなんかギリフラット系としているが
結構反っているような気もするし・・・
SIDIも平らな方だけど拇指球付近がマイルドに丸くなっているというか・・・


結論:とりあえずクリート位置で足掻け!

確かにフラット系のシューズは種子骨後ろにクリートをセットすべきなのだが
それ以上でもそれ以下でもない感じが否めない。

履き心地はハッキリ言って完全にシューズにより千差万別

だと思うので、不快じゃない履き心地のシューズを見つけたら
ソールの形状をよく見てクリート位置を考えることがホビーサイクリストとしては
最善なんじゃあないだろうか。

しかし、サドルポジションにもその辺りは影響される
大雑把に書いてしまうと、サドルが後ろであればあるほどクリート位置は前へ
サドルが前にあるほど、クリート位置は後ろになるわけだが

そこはシート角によって影響度は変わるし、安易にどこか一方だけを見て
ポジションを決めると何が悪いのかさっぱりわからなくなるので
総合的にそれぞれが与える影響度を考慮して考えなければ行けない

まずサドル位置から決めてしまうと考えやすい
サドル位置に合わせてクリート位置を調整すると考えれば簡単かな

シート角34度以下でサドルを後ろに引くならクリート位置は拇指球前
シート角34.5度以上ならばクリート位置は拇指球後ろ。

シート角34.5度以上でサドルを前に出すっていうのはTTバイク以外
ありえないと思うので、基本は全開までサドルを後ろに引いてしまっていいと思う。

とはいえ人間の体に絶対の指標はないので、変だなと思ったら
自分の体の特徴をよく振り返ってみてください。

この時、身長が低いのに大分脚が長かったりすると
サドルの引きしろが足りなくなって絶望する可能性が高いので、なるべく
シート角は立ち過ぎていないフレームがよろしいです。74度以下が望ましい!

2 件のコメント:

  1. 頑張った・・・のすけもん頑張った!!

    けど、最後フレームの話にww

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    1. あー・・・うん
      ちょっと後で直すかなw

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