土曜日, 11月 15, 2014

ペダリング時の手の荷重の抜き方、正しいハンドルの握り方

手の荷重さえ抜けて
いればいくらでも
踏めるはずなんだ
足が動かなくなるまで
これ2012年、ツールド・フランスで
エヴァンスとウィギンスを(笑)

振りきってステージ優勝する時の
フルームのアタックである。

後ろの方でニバリが必死に
食らいついてます

この時、そして次の年のフルームは
フラストレーションの塊のような状態で
とんでもないパワーを秘めていたことでしょう。

さて先日マサヤン氏が素晴らしい記事を書いてくれた
手の荷重の抜き方に関してである!

これ当たり前の人は生まれてから死ぬまで、ずっと当たり前の事象
人に説明するなんてこと忘れるくらい当たり前のこと。

上のフルームの手の角度、これが重要
重要であり重要でないこと、当たり前の人は生また時から知っているから
それが特別と言うよりかは知らない事のほうが特別なのかもしれない。

自転車において正しく握るとはどういうことなのか


とはいえ基本的にはあらゆる握るという行為の延長線上の事である

”手の荷重が抜けないならばハンドルをギュっと握ってしまえばいい”


というのは最近のやまめの学校で教えていること
9月だか10月頃にマサヤンさんに教えてもらったことです
(出不精の自分と違ってサイコーの好奇心と活動力を持っていることが羨ましいw)

ああーーたしかにどうしても抜けない人はそれでいいかもな・・・
と思ったがそもそもなんで手の荷重を抜くことが出来ないのだろうか

僕の推測だが(何かの動画で言っていたかもしれないが)
基本的に手の荷重が抜けない人は例外なく

上手に立ち漕ぎ、ダンシングできないのでは?


ダンシングは手に荷重が乗りすぎていると上手に自転車を振ることが出来ない
それが出来ないからハンドルから荷重を抜くことが怖い
故に手の荷重が抜けない=強く握るしか無い。

強く握るのは本気中の本気のアタック


ギュっと握れば手の荷重が抜けるかもしれないが
ハッキリ言ってそれは手が疲れる
そもそもハンドルを強く握ると言うのはマジのアタックの時である。


マサヤンさんもこの動画に関して言っていたが
佐野選手がスタートした瞬間フルパワーで踏む時にブラケットを
ガッと握っている。

これ、どの選手でも共通している動きで、絶対にやる
なんでこんなことをするのかといえば
手先に力が集中すると他の部分の緊張が開放されるからだ。

体の一箇所に緊張を集めることで他の部分を開放する


声楽っぽく言うとテンションがリリースされるからw
ボイストレーニングではよく高音を出すときお尻を締めるなんていう
これは喉の緊張を解放する為だ

昔伊東家の食卓で(古いな~
鉄アレイを持ち上げながら歌うと高音が出る、なんて

特集がやっていたが、それとまったく同じ
手に力を持って行くことで喉の緊張を開放している

ロードバイクにおいてはアタックするときにハンドルを強く握ることで
緊張を指先に集中させ
他の部分の筋肉の緊張をリリースし、真の力を発揮する

ただし手首は緊張してはいけない、ハンドル操作が
危うくなるし、釣られて上半身の動きも堅くなるし、ダンシングもしづらくなる
指先だけだ。

コレが出来ないと本気にすらならずにただ疲れているだけという
効率がいいとか悪いとかそれ以前の話になってしまう

握る場所が変わっても握り方の基本は同じ


握り方すら共通で、必ず指と手の指の中手骨の先端だ
手の平の先端、指と手のひらをつなぐ位置にある部分、そこで握る

中手骨は手のひらの中に収まっている
と書けばわかりやすかな
緑にマーキングされてる部分の指を曲げて
赤でマーキングされている中手骨先端に
ハンドルを挟み込んで握る

親指の使い方だけ少し特殊で
親指と人差し指の股を使ってハンドルを
握っている

かつてここまでただ握ることを
解説したことがあっただろうかw
要はただ普通に握っているだけなのだが

クリートをあわせる位置は種子骨、
ハンドルを握るのは中手骨先端とおぼえたほうがいい
拇指球なんて鬱陶しい言葉は忘れて・・・

ああ、もちろん手の指にも種子骨はあるぞ。

真の力でペダリングする時手首は絶対に下がらない


フルームの写真も、佐野選手の動画もそうだが
フルパワーでアタックするときは絶対に手首は下がらない

どんな選手でも絶対に手首は上がる、下がったら荷重が下に
掛かってしまってもったいないからだ。

ダンシング中も荷重は下にかからない


これは2012年のブエルタ
だったかと思うが
ホアキンとコンタドールの激闘

超ハイペースの登坂中も
ハンドルに体重をかけてしまって
いるなんてことありえないだろう。

そんなことしたら脚に
すごい負荷がかかるんじゃ・・?
いやかかるけどなにか??

だから何遍もいっとろうにー、脚の筋肉においては結局、大腿四頭筋なんだと、
ハムストリングスじゃスピードでんよ。

大腰筋とその周りで脚を動かして、ペダルから伝わる反力に耐えて踏むのが
大腿四頭筋、それをサポートするのが他の脚の筋肉たち
それ以上でもそれ以下でもないってばさ。


正しく握って正しく踏んで、平地を駆けろ!坂を登れ!


手島パイセンがなんと言おうと、引き脚で二倍のパワーはでないから
残念だったな!!
現実はとても単純で、真の力で踏むことを追求する他ないのだ!

戦略無用!自分の本当の力で踏んで踏んで踏みまくれ!!

3 件のコメント:

  1. 手の荷重を抜くのが出来るのは当たり前と思っていましたが、
    どうやら私は出来ていないようです。

    例外なく立ちこぎが上手く出来ませんwww

    でも、野球をする時のバットの握りは
    記事の握り方と同じように握っていたんです。

    ただ、ハンドルを握る時には力んでいたなんて。。。

    自転車って面白いですね。

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    1. 野球とかゴルフとかテニス経験者は結構
      当たり前のことかもしれないですね、釣りもロッド振るときそうかも。

      立ち漕ぎが上手く出来ないんですかー
      僕も乗り始めて一週間くらいはこわいなーって思ってましたけど

      怖いけど無理やりやってたら、子供の頃やっていたことと
      さほど変わらんなという感じになて
      以後なんともなくなりました。

      ブラケットでなく上ハン掴んで立ち漕ぎとかも出来るんで
      この辺は子供の頃どれだけ自転車で遊んだかなんですかねえ

      子供の頃自転車に乗ったことない人が自転車に乗れるようになるのは
      えらい大変だと聞いたことがあるので・・・

      体が覚えていかないというよりは
      恐怖心が好奇心を勝ってしまうんだと思うんですよ
      大人って怖いことが怖いと明確に理解できちゃうじゃないですか

      子供の頃ってその辺の感覚がぶっ飛んでますから・・・
      僕らが小学生の頃に一番流行った遊びが

      自転車に二人乗りして工事現場とかに置いてある赤いパイロンに
      全速力で突っ込むという意味不明にも程がある遊びでしたからw
      何が楽しかったのか今思い返してもさっぱりわかりません

      痛みと危険しかないのにw パイロンが無いときはゴミ置き場の
      壁とかに突撃していましたし、子供は恐ろしいです。

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  2. 今日走ってきまして、
    おかげ様で見事に手の荷重が抜け、
    足が回り、ちょっと感動しましたwww

    立ちこぎもだいぶイメージ通りに(上手くとは言ってない)出来ましたし
    あとは大腿四頭筋と大腰筋を鍛えれば。。。

    そうそう、子供の頃は今考えると恐ろしいようなことを
    平気でやってましたよね~

    実は子供のころには自転車にはいい思い出が無いんです。
    よく転んでいたし。特に遠出して辛い思いをしていまして。

    それなのに40過ぎてブルベに出て夜通し走っているんですから
    おかしなもんですw

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