水曜日, 8月 26, 2015

SRAM RED eTAP ワイヤレス電動グループセットを完成!:ユーロバイク2015

ついに
時が
満ちた!

線がない!!無線だ!
@BIKE RUMOR

 初めて姿を見たのは去年のダウンアンダーだっただろうか?
たしかAG2Rが使っていた、ティンコフサクソやOPQSはテストしないのかね・・・
なんて思っているうちに、2015年になりSRAMを使用するのはAG2Rだけになった。


ついに完成!SRAM RED eTAP Road groupset!!


いつまでプロトタイプのままなんだよと思っていたさすがに完成!
いやほんとに線がない、なんて組み付けが簡単なのだろうw

 SRAMはずっと機械式だけを追求していこうと考えていたが
電動シフトの登場でSRAMの激震がはしり、なんとか他社がまだ到達していない
エリアに辿りつけた。FSAェ・・・

ブレーキケーブルしかない!!!(ハイドロモデル??な、なんのことかな!?
実際どう動いているかというと、ANT+でもBluetoothでもない
独自のAIRIEA無線通信で128bit暗号通信で高速、省電力、セキュリティを実現

電波の送信機がかなり強力で
なんとシフターを100m離しても変速可能らしい

ディレイラーとシフターのペアリングは30秒で設定可能
もちろん他のETAPと同期してしまうことはない
ツールでのテストも問題なく動作したし、研究室での実験では

28のシフターとディレイラーを用意し、それぞれ15の異なるチャンネルで
420の同時シフトを行ったが問題は無く、仮に同期する可能性があったとしても
それは非常に稀であるとのこと。


バッテリー周りが面白い


リアディレイラーのバッテリーはこのように外れる

各部バッテリーの節約の為に、ディレイラー動作後30秒でスリープモードに入る
氷点下でも動作するとのこと

しっかりと防水シールのゴムがあるので、浸水の心配は
ないとのことだが、見た感じ本当かと思えてしまう・・・どうなんでしょう?
(まあそれはDi2もEPSもそうなのだが)

 充電は約1000kmに一回、60時間持続するという
バッテリーが小さいのでDi2よりはマメな充電が必要か?しかし小型ならば
換えのバッテリーもかさばらない

バッテリー持ち歩く人がいるのか謎だがブルベや
ロングライドイベントでも使えるということになる。
充電時間は45分でフル充電ということで中々速い、それだけ小さい

さらになんと!バッテリが前後同じ為、もし頻繁にシフトするリアの電池が切れても
生きているフロントのバッテリーと交換して動かせるとのこと、地味にすげえ。

 シフター側の電池はCR3032コイン電池で2年は持つという
もちろん充電器にはUSBポートがついており、車の中でも充電できる
バッテリークレイドルはマイクロUSBでつながる。


ペアリング等は全てシフターで行う


ついでにシフターの形状を微妙に変更、以前よりも少し外に張り出した


一回り大きさが小さくなった

ペアリングや調整のためのボタンがシフトレーバーに集約されている


フロントディレイラー

FDの動き自体は2012年からの首振り動作になった機械式と変わっていないようで
変速後にオートトリムで調整している

 元記事に変速動画あり、(限定公開になっているので貼り付けないでおく

 ・・・まあ天下のシマノ様と比べると若干荒々しい気がするが(いつものことです
FDはだいぶ頑張ってるのではないかと。

 ※肝心なことをすっかり書き忘れていたが
もちろんこれはダブルタップシステムではない
右シフトレバーでシフトアップ、左シフトレバーでシフトダウン(!?

フロント変速は左右レバー同時押し(!?!?!?
で変速する・・・コマンド入力で登録してあるギアに一発シフトとかすればいいのにw
次回作ではぜひ!


SRAM RED eTAP Aero groupset


 TTバイク用もある

あ、あれ??有線になってるじゃないの!!
そりゃそーだ、さすがにこの距離でいちいちバッテリー別のワイヤレス
にするのは中々間抜けだ。

この車の電子キーみたいなものがeTAP Vlipbox、これがトランスミッターであり
ホームベースとなる、各調整とシフトチェンジが出来る

ボタン、唯一なのか独自に弄り回せると部分があるとしたら
DHバーやブルホーンバーに取り付けるボタン位置くらいしかないw


さすがガーミン、きたないガーミン


シフトの全てはAIREAで行われるが、ANT+のトランスミッターも
搭載されており、ガーミンと提携し、新型のEdge520では使用中のギアを表示出来る

ころころ新型だしやがって!!!未だに壊れかけのEdge500なんだぞこっちは!!
(謎の怒り)

 SRAMによると、eTAPは今まででもっとも考えぬかれ、長い開発期間をかけた
グループセットで、当面アップデートをするつもりはないとのこと

万全の体制で(油圧ブレーキの時のようなことがないようw)発売する
いつかアップデートが発生する時はワイヤレスで更新出来るようにするとのこと
(でもそれって12sとか新型が出る時だよな)

 Di2の様に、システムをいじることはできない(システムに介入する術がない)
ので、10sで動くようにするとかそういうことは出来ない
ハックして改造するのは困難であるかほぼ不可能。


各パーツ重量


シフター、リアディレイラー(バッテリー込み)FDはバッテリー無し
バッテリー付けた状態だと全部で650gか・・・RED2013が530g前後だから
約110gのプラスになるわけね・・・

バッテリー、TT用Blipbox、TT用シフトボタン


お値段以上ニバリ(暴落だった


こちらはロード用

 TT用

大体日本円で20万前後(今為替がどえらいことになってるのでw
もし日本で売られたら24万か25万くらいだろうか、そこまで値上げしないか?w
2016年春頃にアメリカ及びヨーロッパでは発売される模様

例によって日本は・・・そもそもこれ、直輸入で買って即使ったら
あとパワーメーターとかでよくあるけど、これ電波法的にアウト?どうなんだろ
サイクルモードで聞いてみるか(それまでに判明してると思うけど)

値段を見るとシマノでいいんじゃ、あっなんでもないです・・・ワイヤレスであることに
意味があるんです!

元記事に詳しいインストール方法や各ディレイラーの作りが書いてあります
もうそのへんは、インチキ自転車マニアもどきの僕には解説できませんわ・・・

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